2024年5月26日

香川県内全市町村意見書可決記念

選択的夫婦別姓車座対話集会

当日レポート

「選択的夫婦別姓を願う香川県民の会(通称ぼそぼその会)」は2020年10月、選​択的夫婦別姓・全国陳情アクション(現・あすには)メンバーとして活動を開始し​ました。以来少しつづ意見書を積み上げ、県内最後となった綾川町議会の可決をも​って、2024年3月19日、香川県内全議会から計18件の意見書が国に送られること​となりました。

これをうけ、県内全議会での意見書可決という全国初の快挙を記念し、地元関係国​会議員、議会議長をはじめとした地方議員、そして市民が車座になって語り合う集​会を開催しました。当日の様子をレポートします。

国会議員・地方議員と一般参加者との集合写真

車座集会の目的と概要

 香川県は、保守色の強い四国の地方都市。代々続く田んぼや畑、伝統と家族を重んじる文化の色濃い、日本一面積の小さな県でもあります。そんな香川で、ぼそぼその会では、3年半に渡り、地方議員との対話を重ね意見書を積み上げてきました。

 車座集会は、保守や革新といったイデオロギーでは語れない当事者の思いが地方議会に届いた過程を振り返り、意見書というボールを直接国会議員に届ける場として企画しました。国会議員は3名出席、4名からはメッセージを頂きました。議会議長3名、議員15名、そして市民を含め総勢55名で、国会議員と車座になり、選択的夫婦別姓についてざっくばらんに語る楽しい雰囲気の集会となりました。

開会の挨拶

議長会副会長「一日も早い法改正を」


集会開催にあたり、企画段階で香川県町村議長会会長である直島町議会井下良雄議長に相談をしたところ、段取りや声かけなどの多大なご協力をいただきました。開会の挨拶をお願いしていた井下議長は、残念ながら当日の体調不良で出席が叶いませんでしたが、急遽、議長会副会長の宮本隆宇多津町議長が「一日も早い法改正を願います」と力強い開会の挨拶をしてくれました。

宇多津町宮本隆議長の開会の挨拶

ぼそぼその会、全議会可決までのあゆみ

まず「ぼそぼその会」代表の山下が、3年半の活動の様子を紹介しました。

「選択的夫婦別姓をぼそぼそ語る会」では当事者が語り合う集まりを定期的に開催して地元の声を集めるとともに、その声を持って議会への陳情や議員との勉強会を重ねてきました。

意見書が可決されれば地元の関係議員に報告に伺い、当事者の困りごとを知ってもらう活動につなげています。

三宅伸吾参議院議員(自民党)・平井卓也衆議院議員(自民党)・谷合正明参議院議員(公明党)

玉木雄一郎衆議院議員(国民民主党)・小川淳也衆議院議員(立憲民主党)・大野敬太郎衆議院議員(自民党)

18議会全議会の意見書可決を振り返り

香川県から国へ送られた意見書18枚全てをプリントして参加者にプレゼントしたかった主催者ですが「厚い!」ということで、スライドで参加者と共有しながら各議会の意見書を振り返りました。

意見書が可決された地域を赤く記す地図

三豊市

2020年12月、県内最初の意見書可決。陳情を提出した佐藤倫子さんから、「仕事​の場だけで“佐藤”でいたいわけではない。全人格として社会的存在として佐藤で​ありたかった」と切実な思いが語られました。陳情は、意外とすんなりと可決され​たということで、次につながりました。

仕事の姓だけではなく全人格としての姓と語る佐藤倫子さん(陳情者)

香川県

県議会可決にご尽力された山本悟史県議会議員(国民民主党)が「否決されても出すだけでもいいじゃないかという会派もあったが、否決されたらしばらく無理になると思い、第一会派と話し合いながら議論活性化意見書としてなんとかまとめた」と、可決までの道のりを振り返ってくれました。

否決されないように話し合いをしたと語る

山本悟史議員(香川県議会・国民民主党)

高松市

2020年12月に可決した高松市議会からは、大山高子議員(公明党)が「合意形成のための保守系会派との交渉に苦労した。ぼそぼその会の熱意が議会を動かした」というコメントをいただきました。ぼそぼその会が最初に取り組んだ高松市議会は、当初「夫婦別姓の話はしない」となかなか話を聞いてもらえない議員が多く、苦労したこともありました。協力してくれた大山高子議員の「話せば理解が進む」という発言に実感がこもっていました。

ぼそぼその会の熱意が議会を動かしたと語る

大山高子議員(高松市議会・公明党)

観音寺市

観音寺市議会からは、請願の紹介議員となってくれた白川雅仁議員(公明党)が「最初からこの制度のことを分かっていたわけではなく、勉強会を経て考えるようになった」と率直に振り返ってくれ、議員勉強会でまず知識を得ることの意義を実感しました。全会一致で可決した観音寺市議会ですが、最初は難色を示す議員もいたそうです。頑張ってくれた様子が分かりました。

勉強会を経て考えるようになったという

白川雅仁議員(観音寺市議会・公明党)

小豆島町

小豆島議会からは谷康夫議長(自民党)が議会代表として出席。「最初は、頭から夫婦別姓けしからんという雰囲気が確かにあった。しかしよくよく話をすると、何の不都合もないということがよく分かる」と、議長の知り合いにこの制度があったら良かったかもしれない当事者がいたことも話され、国会で議論を進めてほしいと改めて要望してくれました。

最初は「夫婦別姓けしからん」という雰囲気があったと語る

谷康夫小豆島町議長(自民党)

対面で話して印象が変わった


小豆島町議会運営委員会委員長を勤めていた小豆島町三木卓議員(自民党)からは、「陳情アクションする人は、“ヒステリーな人“なのかなと思ったが、穏やかに全ての意見を的確に返答してくれて、とてもイメージと違っていた。応援しようと思った」という正直な気持ちの変化を吐露してくれました。お恥ずかしい……と謙遜しながら、イメージではなく直接話す意義を実感するエピソードでした。

「最初はカチンときたけど、今は応援したい」と話す

三木卓小豆島町議員(自民党)

宇多津町

宇多津町議会からは宮本議長(自民党)が出席。議長として当初、全会一致をめざし「議論活性化の意見書」への変更も検討したが、結局「法制化を求める意見書」にし、全会一致とはならなったという議会内での葛藤を報告して頂きました。「法制化を求める」という請願者の思いを大切にしてくれました。

反対する人もいたが「法制化を求める意見書」で

なんとか通したと話す宮本隆宇多津町議長(自民党)

綾川町

最後の議会となった綾川町議会からは、急遽欠席となった河野議長代理として大野直樹副議長(自民党)が出席され、直接対面で話すことを大切にしたいという議長の思いがあり、採択が遅くなってしまったとご報告頂きました。

対面で直接話すことが大事と

河野雅廣議長代理で出席された大野直樹副議長(自民党)

綾川町議会からは4名の議員が参加され、唯一の女性議員である福家利智子議員から、「男性議員に理解されることが大切」とご発言頂きました。

福家利智子議員(立憲民主党)

議長からのメッセージ(4市町議会)

その他、残念ながら当日ご参加いただけなかった4議会からも、議長から直接お祝いのメッセージを頂きました。ありがとうございました!

善通寺市:竹森千津議長(自民党)

坂出市:東原章議長(自民党)

三木町議:冨田修司議長(自民党)

土庄町:濵野良一議長(自民党)

国会議員との車座対話

対話集会ということで、批判ではなく楽しく、できるだけ自分ごとを話し、互いに聞き合うことを確認して、ざっくばらんな雰囲気で始まりました。

当事者からも選択的夫婦別姓にかける思いが続々

妻が希望通り本来姓に戻すことを願う

「もともと妻からは改姓したくないと聞いていたのに、知識もなく、流されて議論しないまま妻に改姓させてしまった。今でも妻から恨んでいると言われる」と、結婚して5年半の後悔の気持ちを吐露してくれました。「法改正されたら、妻には仕事だけじゃなくプライベートや病院などでも本来の姓を名乗ってほしい。姓を戻しても関係性は変わらない。法改正のためにできることはしたい」と選択的夫婦別を強く望むと話してくれました。

妻に苗字を変えさせてしまったことを後悔している

高松市在住の男性

可哀想と言うのであれば私たち家族は可哀想なのか?

国際結婚をしたという女性は、「反対する人たちの理由を見聞きすると、どれもお​かしいと感じてしまう。自分も国際結婚するまでは姓が同じなのが家族という感覚​があったように思うが、実際に別姓を経験してみると何の問題もない。経験してい​ない人が一体感がなくなるというのは偏見でないか」と、実体験からの説得力ある​発言をしてくれました。

「国際結婚で別姓だが何も問題はない」と語る女性の話を

熱心に聞く小豆島議長

私たちには時間がない。姓を戻すには離婚をするしかない

「夫は81歳。公的な提出書類は全て夫の姓になっているが、ずっと名前を戻したいと思ってきた。だからと言って、そのために81歳の夫に改姓をさせるわけにいかない。そうすると離婚しか選択肢がなくなる。離婚したら、医療や介護の決定権がなく、これから2人で支え合って築いてきたものを共有していきたいのに」と切実な思いを伝えてくれました。「私は私自身でありたいだけ」という力強い言葉が心に響きました。

ご夫婦で仲睦まじく参加され、お連れ合いも「気持ちが焦る。妻の願いを叶えるために81歳の自分が先祖代々の名前を変えるのは辛い」と胸の内を吐露されました。

旧姓で仕事をしてきた76歳の高松市在住の女性

「時々言い合いになる」と話すお連れ合い(81歳)

病院で自分の名前を呼ばれないのが苦痛

「2人とも改姓したくなかったので制度を待って事実婚にしていたが、妻の出産の際に仕方なく婚姻届を出した。自分が変えたのは、旧姓使用したら女性の身勝手と見られる風潮があると思い、自分が変えた方が責められないだろうと判断をしたから。実際に変えてみると、病院で自分の名前を呼ばれないのが不快、嫌な気分になる。こんな生活がいつまで続くのかと思う」と積年の思いを話されました。20歳になる娘さんがおり、子どもの世代まで法改正されないとは思わなかったそうです。

自分が改姓したという丸亀市の男性

市民の声を真剣に聴く国会議員と議長さんたち

意見交換・質問

国会議員も交えての車座対話ということで、参加した市民からは国会議員に対する質問も飛び出しました。

自民党以外の主要政党は全て賛成している なぜ法制化がこんなに遅れているのか

回答:三宅参議院議員(自民党)

自由民主党は、意思決定をするときに、できる限り全員一致を原則にしている。たまにどうしてもそれが叶わない時があるが、この制度も、まだ1、2割の議員は反対しているので、全会一致は難しいのではないかと思っている。議論をし尽くし、ここまで話しても全会一致が難しいという結論になれば、諦めて、一人一人の心の判断に任せるという意味の「党議拘束を外す」ということに対しての全会一致を目指すことになる。党議拘束を外すことが決議されたら、その瞬間に法改正は決まるが、党議拘束を外すのが合理的だという判断できるまで議論を尽くすことが必要であり、そこまではまだ行っていないという現状で遅れている。

反対している人がいるのはみんな分かっている その人たちは何がダメで引っ掛かっているのかを具体的に知りたい

回答:三宅議員

反対している一部の人は、夫婦が名前が別だと家族が壊れると言っている。真の理由なのか建前なのかは、内面の問題なのでわからない。

そんな現実離れした理由でこれが実現しないのは本当に理解できない
自民党のイメージアップや支持率浮上のためにもそういう反対はやめた方が良い

コメント:あすには 井田

地方議会を津々浦々陳情に回る中で、実際に感じてきたこととして、反対派と言われる人が配っている冊子は日本政策研究センターという日本会議の人が作ったもの。配っている本人たちは困っていないが、「家族は同じ苗字で男女であるべき」というイデオロギーを主張しており、それ以外は認めたくないというもの。宗教団体が多く入っている団体でもあり、神道政治連盟が選択的夫婦別姓反対の公約書を書かせて後援したり、統一教会も同様のことをしていた。

そういう人が勝ってしまう世の中では困る そこはうやむやにしないで そういう団体のことも全部明らかにしてほしい

質問:綾川町議員

子どもがどうなるのかを懸念している。子どもが困ったという意見があるのか。

自分はあくまでも賛成派だが、もし別姓により困っている例を上げるならばどういったものがあるのか知りたい。

回答:あすには 井田

親が別姓で困ったという例で聞くのは、親が離婚再婚したと疑われたり変な目で見られるというもの。それは別姓だから起こっている困りごとではなく、社会の偏見によるもの、変わるべきは社会の方かと思う。

回答:あすには 上田

事実婚11年目で5歳の子どもがいるが、子どもの保育園のクラスでは国際結婚などで3分の1の保護者が夫婦別姓。子どもにとっては当たり前の世界。意識を変えないといけないのは大人の方だと思う。

回答:あすには 山下

陳情の中でよく聞いた話として、親の離婚再婚で強制的に名前を変えさせられる子どもの存在、一つの戸籍に一つの姓しか認めない現行制度の方が子どもを苦しめているという現実もある。

回答:別姓親子の子ども

親子別姓ですが、困っていることは本当にない。学校の書類にサインをしてもらう時に苗字が違うことをたまに聞かれて一から説明するのが面倒なくらい。早く制度が変わってくれたら楽なので変わって欲しい。制度が変われば社会も変わると思う

選択的夫婦別姓の現在地について

あすには代表理事・井田より解説

「あすには」代表理事の井田より、「あすには」の前身である選択的夫婦別姓・全国陳情アクション立ち上げの経緯、法改正を求める活動の全国の動きや選択的夫婦別姓の現在地についての解説をしました。今年に入り経済団体も正式に法改正を求める要望書を提出しており、国連女性差別撤廃委員会から3回の勧告をうけ、今年4回目になるかもしれないという状況を共有しました。

辛いなと思ったらぼそぼそ話すことが大事。変だと思ったら、周りの人に話そう。最高の香川の議員さんたち。違和感を否定せず大切にしよう

今大人気のNHK朝ドラ「虎に翼」は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった一人の女性を描くストーリーです。


時代設定は1935年で、作中では「名字」についても語られています。2024年の今も未だに法改正は出来ていませんが、この時代から「妻は夫の名字へ改姓すること」への違和感があったことが伺えます。


虎に翼のモデルとなった「三淵嘉子」さんのお墓が香川県丸亀市にあることが分かり、車座集会の前にメンバーとお墓参りに行きました。


女性の人権が低く見られていた時代に自分の意見を通す力を人に伝えて、法的に守られるよう大きな一歩を踏み出した方が丸亀にいるということを、すごく感じました。

別姓訴訟原告からの発言

第2次訴訟広島原告 あすにはメンバー 恩地いづみ

第2次訴訟は、2022年に棄却されて終わり、今、事実婚で終活する年齢になっている。相続権がない状況での終活は不安だらけ。子どもの世代も制度がなくて困っている。

第3次訴訟東京原告 あすにはメンバー 上田めぐみ

反対している人に、具体的に困っていることを聞くと、何も困っていない。ファミリーネームが無いと困ると言うが、その人の困りごとではなく、噛み合わない。地方議会から国会へ送られる意見書は、世の中が変化していることを示す書証(事情変更の証拠)として裁判の強力な後押しになる。香川を起爆剤として全国での意見書可決を増やせるよう頑張りたい。裁判もクラウドファンディングなどでぜひ応援してほしい。

議会と市民の声を受けて

国会議員からの決意表明とメッセージ

参加された国会議員からは市民の思いを受け止め改めて決意表明をいただいたほか、当日出席できなかった議員にはメッセージをいただきました。

谷合正明参議院議員(公明党・比例)

18議会の意見書が揃ったということは大きいこと。参議院は多様性の民意を汲み取り、地方の声をしっかり聞くという役割があり(自民党がそう言っている)、今回の地方議会の意見書は、地方の声として参議院で十分に扱っていきたい。地方も市民も経済界も動いていることを考えると、1日も早く立法府が動いていかないといけない。

裁判を待たずして、その前にしっかりと立法府で実現していきたい。自民党にも積極的に動いてもらいたい。議員立法になると思うが、しっかりと頑張っていきたい。

最初から最後までの2時間ご参加され

熱心に耳を傾けてくれました

三宅伸吾参議院議員(自由民主党・香川)

3年前に自民党の中に選択的夫婦別姓を早期に実現する議員連盟を作った。自民党の中の反対している人をできる限り説得し、できなければ党議拘束を外すという議決をしていくというミッションが必要だと思っている。そのために自治体レベルで市民が制度の実現を望んでいるということが後押しになり、意見書はそれを数字を持って見せることになる。他県でも意見書を増やせるようにお力をお借りしたい。私は、国会で早く議連を解散できるように頑張っていきます。

主要政党で、この制度をやると決めていないのは自民党のみ。本当に恥ずかしい。穴があったら入りたいぐらいの思い。必ず、来年の実現を目指して頑張りたい。


自民党県連の集会後に駆けつけ、後半1時間参加されました

玉木雄一郎衆議院議員(国民民主党・香川)

3年前、国会質疑で取り上げ、一つのきっかけを作った。友人で、選択的夫婦別姓を待って結婚を待っている人がいる。自民党以外は賛成しており、自民党だけが反対。もっと解像度を上げて言えば、自民党の一部だけが反対している。以前は子どものことを心配していたが、夫婦別姓で育った子どもに話を聞くと全く問題ない。親子同姓でも問題あるケースもあり、姓は全く関係ないことが分かっている。

香川県の18全議会で意見書可決したことはものすごい推進力になるので、国会でも進めていきたい。保守派の方には、伝統的な名前を守りたいからという理由で結婚しない女性もいることを知ってほしい。日本は元々別姓を原則にしており、北条政子は北条政子。伝統とは何かということも考えてほしい。

今日は全国に影響を及ぼす意義ある集会。立法府で頑張ることを誓うとともに、お祝い申し上げます。

最初の20分に出席されました

小川淳也衆議院議員(立憲民主党・香川)

東京の予定のため欠席でしたがビデオメッセージを寄せてくれました。

「一刻も早く法改正に辿り着きたい。そのためには、各党派が政治色を帯びずに党議拘束を解除しそれぞれの信念に従って採決行動する必要がある。変わる時は一気に変わるので共に頑張りましょう!」

山本博司参議院議員(公明党)

残念ながら都合がつかず欠席でしたが、メッセージを寄せてくれました。

瀬戸隆一衆議院議員(自民党)

残念ながら都合がつかず欠席でしたが、メッセージを寄せてくれました。

平井卓也衆議院議員(自民党)

出席すると伺っていましたが、急遽来られなくなり、後日メッセージをいただきました

香川県に関係する国会議員の皆さんは、全議会の意見書と市民の生の声のボールを受け取って

あすには、国会での法改正のために活躍してくれそうです! ご参加ありがとうございました!

終了後も国会議員と市民の語らい

*磯崎仁彦参議院議員(自民党)にも、全議会可決の報告をするとともに本集会についてご案内しましたが

残念ながら出席もメッセージもいただけませんでした。

スタッフの思い

意見書採択だけでは終わらせない。ここからが本当のスタート

今回の意見書が採択されたことにより、当事者の私は周りから「これでパートナー​さんと結婚出来るようになったんだね!おめでとう!」と言われることが多かった​です。祝福の気持ちはとっても嬉しかったのですが、「意見書」には法的効力はな​いのでまだ結婚は出来ません。


意見書の役割はあくまでも、全国の多くの自治体の議会から国会に声を届けること​で、数を示し、「国会議員の意識を変え、国会での議論の活性化を後押しするこ​と」です。選択的夫婦別姓制度を導入するには「国会が法制化」する必要がありま​す。

国会議員の意識を変え、国会で議論を促し、法制化を進めるために、私たちは「陳​情アクション」を行ってきました。


ぼそぼその会代表の山下紀子さんが「ゆっくり話し合えばいいよね、いつか叶う​よ、と励ましてくれる議員さんもいるが、本当はそんな悠長なことは言ってられな​い。自分の名前で死にたいと、今日明日待っている人がいる。実際に自分の姓を取​り戻せないまま亡くなったメンバーもいる」と涙をこらえて語りました。


3年にわたる活動を通じて、香川県全域から提出された意見書、これは香川県民の​総意です。香川県選出の国会議員のみなさんは、この重みをしっかりと受け止め、​今後の議論促進にご尽力いただけるようお願いいたします。私たち全員がみなさん​の活動を注視しています。


「一般社団法人あすには」は、2025年までに選択的夫婦別姓制度の法制化を目指​して、これからも活動を継続してまいりますので、引き続き応援よろしくお願いし​ます。



文:ぼそぼその会

写真:西川博喜さん

ぼそぼその会メンバー 大西

メディア情報

車座集会の様子はメディアでも取り上げられました!

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